2012年6月23日土曜日

イベリコ豚ロースのとんかつ定食


イベリコ豚のとんかつである。

昨日、某けーおー百貨店の8階レストラン街で、今日の昼飯はなーにを食おうかなーなんて、ぐーるぐる回って、ううむ、どうも今ひとつこれだつーもんかないてなことで、そうなるとやっぱり今ひとつの時の最後の砦の赤坂飯店で中華定食てなことになるのかとあきらめかけたそのときである、「イベリコ豚ロース1670円」てな文字が目に入ったのである。

某さぼてんてな名前のとんかつ店のランチメニューであるのである。

「ううう、イベリコ豚がランチメニューとゆーのは、実にこれ粋な店ではないか、どーれ、たのもー」

つーことで、天下の霊能グルメレポーター象師匠とイベリコ豚の一騎打ちとなったのである。

それで、テーブルに座って、改めてメニューを見ると、とんかつ店であるから、ご飯と味噌汁とキャベツのおかわりが自由であるので、

「ごっご飯がを何杯でもおかわり自由って、ご飯大好き人間のあたしとしては,こっこれはいわゆる食べ放題ではないか、ああ、この店にしてよかった、今日は実についている、神はあたしを見捨ててはいなかった、神様いつも悪口ばかり言ってめんごめんご」

と心から陳謝したら神罰ではっきりとは言えないあそこが痒くなったのであそこをぼりぼりかきながら、先に出てきた大盛りのキャベツをむしゃむしゃ食っちまったので、写真ではキャベツが少なめになってるのである。

まあ、昨今、イベリコ豚はテレビのグルメ番組などでお馴染みになって、一般に広く認知されるところであるが、イベリコ豚は地中海地方に起源を持ち、主にイベリア半島の中央部から南部、スペイン西部からポルトガル東部にかけてみられる黒豚のひとつである。

肉質が良く脂身はさらりとして甘味があるのが特色で、脂身には餌であるドングリ由来のオレイン酸を多く含む脂肪分がいわゆる霜降り状に付いていることがその味の素因のひとつであるのである。

イベリコ豚にはその飼育における最大の特徴であるモンタネーラと呼ばれる放牧期間があり、その間に自分でドングリ、牧草などを食べるのである。

放牧する事により筋肉に変化がおき、赤身が強く乳酸率が高くなり、熟成する事で脂肪との親和性が高くなり、結果、味わいのバランスが良くなると云われるのである。

モンタネーラ後の飼育状況に応じて、スペインではイベリコ豚はおおまかに、モンタネーラ時期に160㎏以上に育ったベジョータを数%の最上級として、レセボ、セボ(ビエンゾ)てなランク付けされるのである。

セボは飼料という意味で、モンタネーラ後に穀物飼料だけで飼育されたものであるが、もちろん日本であたしの前に出てくるのはだいたいこの等級であることは想像に難くないところであるのである。

それで、肉質は純血腫に近づくほど霜降りが少ないが肉質がまろやかとなり、混血の割合が多いほど霜降りの度合いが多くなるそうであるのである。

まあ、ランキング等級も含めてそのどれがうまいと感じるのかは、それを食うものの育った環境地域家庭によって、さまざまであるので、なんともいいようがないわけである。

それで、このランチのイベリコ豚ロースとんかつ定食はみごとな霜降り脂肪たっぷりであるのである。

値段のわりに大変美味しゅうございました。

値段のわりにはよけいであるのである。

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