2013年3月30日土曜日

深川伊勢屋で深川丼


深川不動堂をこよなくご参拝遊ばして境内をこよなくご覧遊ばした後、さて、深川であるから深川名物の深川めしか深川丼を食おうではないかつーことで、門前仲町の深川不動堂参道の人情深川ご利益通りてな通りの入り口の鳥居の横にある創業明治40年深川伊勢屋さんてなお店の店頭の見本を見たらば深川丼てなメニューがあるので「おお、これだこれだ、これをひとつ賞味いたしてみようではないか、たのもー」つーことで勇躍して店内に歩を進め、やおら席に座って「あー、そこのおばさん、あ、いや、失礼、昔のお嬢さん、あ、いや、これも失礼、まあ、なんでもいいや、なにはともあれ、深川丼つーのをひとつ所望いたしたい」とお願いしたらば、これが出てきたのである。

すごい文章だねどうも、まあ、いいや。

本来、深川丼(ふかがわどん)とは、飯の上に、アサリ、ハマグリやアオヤギとネギなどの野菜などを煮込んだ味噌汁をかけた丼のことであるわけであるつーことであるので、これ、平たく言えば味噌汁かけご飯つまり下世話に言うところのねこまんまであるから、それを客に出すわけにもいかんつーのかどーななのかわからんが、伊勢屋さんの深川丼はあさりの玉子丼であるのである。

まあ、味が想像できないとは思うのであるが、これがね、意外や意外のIt is very tastyまいうーdélicieux맛있는восхитительный这是非常美味E 'molto gustosoであるのである。

世界の国からこんにちはであるのである。

とまれかくまれ、まあ、これ、だいぶ前に、江ノ島で呼び込みのおばさんに「うちは鶴ちゃんも来た店だよ」と言われて鶴ちゃんファンのあたしは思わず入って食ったサザエの玉子丼のさざえ丼の美味さと同様に、なかなか卵丼の出汁とあさりの相性がいいつーことであるわけである。

ううむ、いいね、なかなかグルメレポートはこーでなくてはいかんのである。

何がいかんかは詳細には申し上げられないのであるが、兎にも角にも、美味いものを美味いと言わずしてなんのグルメレポートであるかつーことであるのである。

伊勢屋さんの本業は創業明治40年てな、だんご、大福、のり巻、いなりなどの和菓子店であるから、そのお食事部門であるこの店は基本的には甘味処つーよーなコンセプトでさらにラーメンだってあるのである。

そのせいなのかなんなのか、深川丼の付け合せが漬物と味噌汁と中華春雨というわけのわからない組み合わせであるのである。

まあ、なんでも美味けりゃいいのである。

美味い上に、さらにお値段が、観光地とは思えない720円という良心的下町値段で、実に伊勢屋さんはえらいのである。

いや、いつもいいますが、べつにあたしゃ伊勢屋さんから宣伝費はいただいておりません。

てなことで、甘味処の深川丼と言う名のあさり玉子丼はまことに大変美味しゅうございましたのである。

つーことで、撮れ高はどうかね、どれどれ。


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